井上皮ふ科形成外科のイメージ
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お知らせ NEWS

院内でニキビの治療薬であるエピデュオゲル(塗り薬)の説明会を行ってもらいました。
新しく保険適応となった薬です。

にきびには白にきび(面皰)と赤にきび(炎症性皮疹)とあります。
白にきびは毛穴の詰まりから、毛穴の内部に皮脂などがたまった状態のことです。
赤にきびはもともと皮膚にいるアクネ菌などが中で増殖して炎症を起こし、膿がたまった状態のことです。

要するに毛穴が詰まって皮脂が貯まって白にきびができて、ばい菌が入って炎症が起きて赤にきびになっていくのです。

昔の治療は赤にきびに対して抗菌剤を塗ったり飲んだりするくらいしかなかったのですが、ここ10年内、毛穴の詰まりや白にきびの状態から改善する治療薬が保険適応となり、にきびの治療の選択肢が増えました。

一つはディフェリンゲル(アダパレン)
ビタミンA様の作用で毛穴の詰まりを取って白ニキビを防ぎ、赤ニキビへの移行を抑える。

もう一つはベピオゲル(過酸化ベンゾイル)
赤ニキビに対しては殺菌効果が得られるとともに、角質を柔らかくして白ニキビの原因である毛穴の詰まりも予防できる。

 
そしてエピデュオゲルはこのディフェリンゲルとベピオゲルの合わさった薬です。

このようにニキビの治療はバリエーションが豊かになりました。
年代問わず、ニキビを繰り返す患者さんにお勧めです。

ニキビでお困りの際はご相談ください。

福岡で開催された講演会に行ってきました。

福岡地区講演会

九州大学の皮膚科教授である古江先生のご講演でした。

アトピー性皮膚炎に関するお話で、タイトルは「アトピー性皮膚炎におけるOVAOL1転写因子の役割と応用」

難しいタイトルですが、要は保湿に関する話です。

元々アトピー性皮膚炎の患者さんはフィラグリンという保湿に係る遺伝子に異常があることがわかっており、そのために乾燥肌になり、湿疹を繰り返すようになります。
OVAOL1はそのフィラグリンの機能を正常に戻すことができる因子で、この因子を活性化させれば保湿機能が戻り、炎症の起こりにくい肌質になるわけです。

実はかなり以前より存在していたグリテール(大豆から抽出したコールタール)という外用剤がこういった保湿に係る因子を活性化させ、根本的な保湿機能を高めることがわかってきました。

グリテール

ステロイド軟膏が皮膚炎の治療の主流になるにつれて使用頻度が少なくなってしまったようですが、最近のこういった研究結果を踏まえて、改めてグリテールの使用が増えるかもしれません。
当院でもすでにグリメサゾン軟膏といってグリテールとデキサメサゾンといって弱めのステロイド剤が配合された軟膏を皮疹の落ち着いてきた患者さんには処方しております。
気になる方はご相談ください。

先日、当院にほど近い大野城市にあるサービス付き高齢者住宅にお住いの方から依頼があり、往診に行って参りました。

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患者さんは全身のかゆみに日頃より苦しんでおられました。お身体が不自由で通院が困難であり、
施設のスタッフの方のご配慮で、往診となりました。
常飲しているお薬の種類も多く、薬剤による副作用の可能性も考えられました。
この日は診察とちょっとした検査、そして塗り薬などのお薬の処方をさせて頂きました。

このように当院では往診や訪問診療も積極的に行います。
なにかお困りの際はいつでもお問い合わせください。
(ただ制度上、寝たきりや障害などで通院ができない方に限られておりますのでご理解頂ければ幸いです)

 

 

木曜日の午後は出張手術の日です。

今週は済生会二日市病院に行ってまいりました。

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当クリニックに受診された患者さんでしたが、入院と全身麻酔での手術を必要としたため紹介させてもらいました。
日帰りでの手術が困難な場合は、皮膚科の今村先生、宮崎先生にプランニングしてもらい、直接手術させてもらっています。

当クリニックでは積極的に手術を行なっていますが、どうしても入院や全身麻酔の必要な患者さんには二日市済生会病院と提携して、出張手術を行っています。

手術後は数日入院して、退院後に再び当クリニックを受診して頂き、創部の処置や抜糸、組織診断の結果説明に至るまで責任を持って対応致します。皮膚のできもの、腫れものに関してお悩みの方は気軽にご相談ください。

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そしていつも尽力頂いております済生会二日市病院の皮膚科の今村先生、宮崎先生には大変感謝しております。
非常に優秀な先生方で人柄も良く、紹介した患者さんも安心して入院してもらっています。

また麻酔科の宮川先生、前田先生並びに手術部や皮膚科外来のスタッフの方々にも深くお礼申し上げます!

写真は宮崎先生と僕です(^^)