ニキビの治療
院内でニキビの治療薬であるエピデュオゲル(塗り薬)の説明会を行ってもらいました。
新しく保険適応となった薬です。
にきびには白にきび(面皰)と赤にきび(炎症性皮疹)とあります。
白にきびは毛穴の詰まりから、毛穴の内部に皮脂などがたまった状態のことです。
赤にきびはもともと皮膚にいるアクネ菌などが中で増殖して炎症を起こし、膿がたまった状態のことです。
要するに毛穴が詰まって皮脂が貯まって白にきびができて、ばい菌が入って炎症が起きて赤にきびになっていくのです。
昔の治療は赤にきびに対して抗菌剤を塗ったり飲んだりするくらいしかなかったのですが、ここ10年内、毛穴の詰まりや白にきびの状態から改善する治療薬が保険適応となり、にきびの治療の選択肢が増えました。
一つはディフェリンゲル(アダパレン)
ビタミンA様の作用で毛穴の詰まりを取って白ニキビを防ぎ、赤ニキビへの移行を抑える。
もう一つはベピオゲル(過酸化ベンゾイル)
赤ニキビに対しては殺菌効果が得られるとともに、角質を柔らかくして白ニキビの原因である毛穴の詰まりも予防できる。
そしてエピデュオゲルはこのディフェリンゲルとベピオゲルの合わさった薬です。
このようにニキビの治療はバリエーションが豊かになりました。
年代問わず、ニキビを繰り返す患者さんにお勧めです。
ニキビでお困りの際はご相談ください。